【名言】愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ -オットー・フォン・ビスマルク
”愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ” -オットー・フォン・ビスマルク
僕が好きな名言「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」を僕なりの解釈で紹介します。多分、「名言紹介シリーズ」といった具合でシリーズ化します。ずっとしたかったんですこういうの!名言に感化されてこじらせちゃってください。
ビスマルクとは?
『鉄血宰相』の異名を持つプロイセン・ドイツの貴族・政治家。
プロフィールについての詳細はWikipediaをご参照ください。
歴史とは?
”愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”
ここでの「歴史」とは一体何を指すのでしょうか。いつも通り、まずググってウィキりました。考えるときは言葉の定義をするのが大切だと思います。
歴史(れきし、羅:historia、英:History)は、何かしらの事物が時間的に変遷したありさま、あるいはそれに関する文書や記録のことを言う。 主に国家や文明など人間の社会を対象とする。 記述された事を念頭に置いている。
皆さんご存知の通りだと思います。過去の出来事ですね。
また、Wikipediaでは続いて歴史をこのように定義しています。
ヴィルヘルム・ヴィンデルバントの科学分類に拠れば、「自然科学が反復可能な一般的法則であるのに対し、歴史科学が対象とする歴史は反復が不可能である一回限りかつ個性を持つもの」と定義している[4]。
「歴史は反復が不可能である」と説明されています。確かにその通り、過去は繰り返せません。
しかし人間は、見たことも経験したこともない事柄を言語を用いて考えることで「擬似的に反復」して学習することが可能なのです。
◆歴史の擬似反復
例えばの話、ここに「誰かが書き上げた300ページの人生記」があったとします。生まれた時から現在までの経験をもとに、学んだことや大切なことをまとめた本です。
300ページであれば、一般的には半日あれば読み終わる感じでしょうか?
つまり、大げさに言えば「誰かの数十年の人生を、半日で擬似経験できる」ということなのです。これは非常に効率のいいことだと思います。
歴史とは言い換えれば、「他人の経験」です。人間は、言語と想像力を駆使することにより、他人の歴史を擬似的に経験できるわけです。
「言語+想像力=考えること」です。
そして、考えること即ち哲学です。つまり僕たちは、哲学の力を用いて歴史から学ぶことができるわけです。(どうしても哲学に持っていきたがる)
まとめ
長々書きましたが、まとめると「自分の目で見るのも大切だけど、たまには他人の目も借りようぜ〜」ってことだと解釈しています。
決して「経験」することが悪いと言っているわけではなく、要は何事もバランスということだと思います。 僕の解釈では「歴史に学び、気になったことは経験して学ぶ」っていうくらいがしっくりくるのかなと思います。
歴史を学ぶ方法として、他にも音楽/絵/写真/映画/マンガなどいろいろあります。メッセージ性を持った創作物は全て、それぞれの歴史を持っています。
例として本をあげたのは、言語というのは普遍的な情報媒体としてズバ抜けて優秀なので、やっぱり本を読むというのが一番わかりやすいのではないかと思うからです。
偉そうに「読書は大事だぜ!」みたいな書き方してますが、僕自身は本を読むのは苦手です、すみません。(人生で読み切った本は3冊くらいしかない...)
でもその分、音楽/映画/漫画などを深く楽しもうと努力しているので、イーブンじゃないでしょうかという自己擁護で締めくくらせていただきます。
以上!僕の好きな名言紹介でした。