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そういう考え方もあるよね

っていう何でもありの雑多ブログ。

【英詞超訳してみた】Virtual Insanity/Jamiroquai【イロコイ族の教え】

www.youtube.com

この曲、知ってる方は多いと思います。
カップヌードルのCMで使われていた、超オシャレ曲です。

こんどたまたまバンドでこの曲を演奏する機会があるので歌詞を眺めてたのですが、
Virtual Reality」と「Virtual Insanity」で韻を踏んだただの言葉遊びの歌詞かなーと最初は思ってました。

でも、よく見てみるとかなりのテーマ性を持っていることに気づいて衝撃を受けました。
(正直、ジャミロクワイはオシャレさを意識した歌って踊れるアイドル的なものだと勝手に勘違いしてました...)

そのテーマがこのブログの趣旨とほぼ一致してるので、ブログに書こうと思って
ネットで和訳を調べてみましたが、なんだかしっくりこなかったので自分で超訳してみました。

事前知識として

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ジャミロクワイ(Jamiroquai)というバンド名の由来は下記のようです。

名前の由来はJam(音楽用語で「即興の演奏」を指す)+Iroquois(インディアンのイロコイ族)の合成。
出典:http://dic.nicovideo.jp/a/jamiroquai

イロコイ族というのはアメリカのインディアン6部族からなる、いわばインディアン連合のようなものです。彼らは独特の思想を持っており、こんな格言を自分たちの掟としています。

「どんなことも7世代先まで考えて決めなくてはならない」
(参考:アンジェリーナ・ジョリーの先祖。7世代先を考え生きる「イロコイ族」とは? - Be inspired!

そんなイロコイの思想に感銘を受け、ジャムセッションという言葉と融合させて作った名前だそうです。だからいつもインディアン帽をかぶってるんですね。

即興での自己表現によるコミュニケーション」と「未来世代へ繋げていく」こと。

それも踏まえた上で、超訳してみました。どうぞお読みください。

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【英詞超訳】Virtual Insanity / Jamiroquai

Oh yeah, what we're living in, let me tell ya
僕たちはいったいどんなところに住んでいるのか、少し話をしよう。

It is a wonder man can eat at all
When things are big that should be small
不思議なことなんだけど、
みんな取り立てる必要もない小さなことを大げさに考えて、それを全部鵜呑みにしてる。

Who can tell what magic spells we'll be doing for us
僕たちがどんな魔法を僕たち自身にかけようとしているのか、誰も知っちゃいない。

And I'm giving all my love to this world
Only to be told
I can't see, I can't breathe
僕は言われるがままに全ての愛をこの世界に注ぎ続けているけれど、
結局ここでは何も見えないし息をすることもできない。

No more will we be
つまるところ、それ以上にはなれないんだろう。

And nothing's going to change the way we live
この生き方を変えられるものなんてここには無いよ。

'Cause we can always take but never give
だって、僕たちは自分のものにすることばかり考えて、与えようとはしないから。

And now that things are changing for the worse
そうやって物事はどんどん悪い方向へ進んで行く。

See, whoa, it's a crazy world we're living in
ほら見て、僕たちが住んでる世界は狂ってるよ。

And I just can't see that half of us immersed in sin
Is all we have to give these
僕がただ納得できないのは、僕らのこの罪に浸かった部分のためだけに
未来を繋いでいかなくちゃならないということ。

Futures made of virtual insanity now
未来は僕たちの狂気によって作られていく。

Always seem to be governed by this love we have for
それは愛によって成り立っているように見えるけど、

Useless, twisting, of the new technology
実際のところはねじ曲がった無意味な後付けなんだ。

Oh now there is no sound, for we all live underground
そうやって僕たちは音のない地下の世界で生きている。

And I'm thinking what a mess we're in
Hard to know where to begin
いつも思うんだけれど、僕たちが住んでいる世界は雑然としている。
どこから手をつければいいのかわからないほどに。

If I could slip the sickly ties that earthly man has made
俗っぽいやつが作り上げたしがらみから抜け出せたらなと思うよ。

And now every mother can choose the colour of her child
それでね、今や母親は子どもの肌の色さえ選ぶことができる。

That's not nature's way
Well that's what they said yesterday
昨日まで「そんなの普通じゃない」って言ってたにも関わらずね。

There's nothing left to do but pray
これはもう神に祈るほかないよね。

I think it's time to find a new religion
むしろ、新しい宗教を自分で作ったほうがいいんじゃないかな。

Whoa, It's so insane
To synthesize another strain
それぞれ違ったものをひとまとめにしようなんて本当に馬鹿げてる。

There's something in these
Futures that we have to be told
ここから枝分かれしていく未来の中に、
僕たちが知らなきゃいけない何かがあるんだ。

Futures made of virtual insanity now
未来は僕たちの狂気によって作られていく。

Always seem to be governed by this love we have for
それは愛によって成り立っているように見えるけど、

Useless, twisting, of the new technology
実際のところはねじ曲がった無意味な後付けなんだ。

Oh now there is no sound, for we all live underground
そうやって僕たちは音のない地下の世界で生きている。

Now there is no sound if we all live underground
そう、今僕たちが地下の世界で生きているとしたら、
そこには何の音もない。

And now it's virtual insanity
それこそがヴァーチャルインサニティーなんだ。

Forget your virtual reality
いま見えている現実のことなんて忘れたほうがいい。

Oh, there's nothing so bad
As a man-made man, oh yeah, I know yeah Ooh
この流れに身を委ねるのもそんなに悪いことじゃないのかもしれない。
かもしれないけど...。

Futures made of virtual insanity now
未来は僕たちの狂気によって作られていく。

Always seem to be governed by this love we have for
それは愛によって成り立っているように見えるけど、

Useless, twisting, of the new technology
実際のところはねじ曲がった無意味な後付けなんだ。

Oh now there is no sound, for we all live underground
そうやって僕たちは音のない地下の世界で生きている。

Now this life that we live in
It's so wrong
僕たちが送っているこの人生は間違った方向に進んでいる。

Shout out the window
立ち上がって窓から叫ぶんだ。

Do you know that
みんな気づいているのかな。

There is nothing worse than a man-made man
Still there's nothing worse than a foolish man, hey
この世で本当に恐ろしいことは、
流されるばかりで自分で考えられないで居ることだって。

Virtual insanity is what we're living in
Yeah, it is alright
僕たちは誤魔化された実態のない狂気の中に生きている。
これが僕の話したかったことだ。

個人的な感想

かなり意訳しているので、直訳を見るよりは意味が伝わりやすいかなと思います。

僕がとても好きな部分は下記のパートです。

And now every mother can choose the colour of her child
それでね、今や母親は子どもの肌の色さえ選ぶことができる。

That's not nature's way
Well that's what they said yesterday
昨日まで「そんなの普通じゃない」って言ってたにも関わらずね。

There's nothing left to do but pray
これはもう神に祈るほかないよね。

I think it's time to find a new religion
むしろ、新しい宗教を自分で作ったほうがいいんじゃないかな。

この曲は全体的に「遺伝子組み換えのテクノロジーについての批判」という意見もありますが、僕は違う見方をしています。

本来の姿を受け入れず否定し、表面的な俗っぽいVirtualにどんどん流されていく精神性。その精神性がもたらす未来を危惧しているのではないかなと。

その精神性こそがVirtual Insanityだと。

そんな精神性を「母親が自分自身の子供の肌の色を選ぶ」という比喩表現を使って表しているのだと思います。実際に子供の肌の色を遺伝子組み換えで操作しようとするなんてことは無いと思いますが、これと似たようなことは社会の至る所で次々と起こっていると。

信じるもの/価値観」というものが目まぐるしく変化していく雑多な世界で、何を信じるべきなのか。何が正しいのか。結局のところ自分の中で自分自身の「信念(神)」を強く持つことが大切なんじゃないか。それを宗教というすこし皮肉った表現をしているのではと思います。

自分にとっての神とは何でしょうか。金銭でしょうか、虚栄心でしょうか。そんなねじ曲がった無意味なものではなく、愛であるべきだと思います。

Futures made of virtual insanity now
未来は僕たちの狂気によって作られていく。

Always seem to be governed by this love we have for
それは愛によって成り立っているように見えるけど、

Useless, twisting, of the new technology
実際のところはねじ曲がった無意味な後付けなんだ。

おわりに

全体的にパッと見でかなり難解な英詞ですが、わりとすんなりと内容を飲み込むことができました。

というのも、冒頭で書いた「ジャムセッション+イロコイ」の考え方がこのブログのテーマとかなり似通っていたからです。
だからこそ歌詞を眺めていてとても衝撃を受けました。とても嬉しい衝撃でした。

即興の自己表現/意識的なコミュニケーション」と「先の世代のことを考える」という、一見矛盾した二つ。

僕が「生涯教育」「意識的な自己表現」「意識的な対話」「自分で考えること」「アイデンティティ」「美しく生きる」などなどの言葉を通して伝えたいなと思っていることと同じだと感じました。

多様化社会を超えた「包括性社会」の推進です。(聞いたことあるかもしれませんが、近年重要視されているインクルージョン[inclusion]という社会の見方のことです。みんなそれぞれが伸び伸びと生きるために大切な考え方です。)

手前味噌ですが、そんな感じの考えを書いた以前の記事を貼っておきます。
kangaeru-ashi.hatenablog.com

そして、下記の就活に関する記事なんかまさにVirtual Insanityな現状だと思います。
kangaeru-ashi.hatenablog.com

というわけで、ジャミロクワイとイロコイにとても興味が沸きました。7世代先まではさすがに考えるのは難しいですが、せめて2世代先くらいに向けた行動は心がけたいな。

以上!