ハウルに学ぶ人生哲学 〜美しく生きる〜
どうもこんにちは。今回はジブリ映画「ハウルの動く城」の話です。
ちなみに僕のジブリ映画ベスト3はこれです!
1位の話はまた別でするとして、僕は2位の「ハウルの動く城」がとても好きなんですが、とある理由があります。
哲学的なワンシーン
中盤あたりの30秒ほどのシーンなのですが、ソフィーがシャワールームの整理整頓をしちゃったせいでハウルの髪色が変わってしまう場面でのハウルのセリフ、覚えてますか?
「美しくなければ生きていたって仕方がない」
このセリフが大好きで、正直このシーンしか覚えてません(にもかかわらず2位!)
これを言っている時のハウルの落ち込みっぷりと悲壮感から、心の底からそう思ってるんだというのがひしひしと伝わってきて、僕の心は揺さぶられました。
「もう終わりだ...美しくなければ生きていたって仕方がない...。」
「美しさ」とは
ここでハウルが言っている「美しさ」とは単純に「こだわりの綺麗な髪色」という外観的な意味ですが、このセリフが本当に表してるのは「人間としての美しさ」だと僕は思っています。
僕が前回の記事でも書いた通り、人間は自分次第で輝き続けることができます。
その輝きこそが美しさであり、人間の生きる意味です。
ただただ生きるだけであれば、アルバイトでも正社員でも職についていれば給料を貰え、そのお金で衣食住を賄えます。現代の日本では「肉体としてただ生きる」ことは難しいことではありません。
ですがそれを当たり前だと甘んじて生きていると、心や精神はどんどんと死に向かっていくような気がします。うつ病患者の増加がそれを物語っていると思います。
そんな世の中で心も体も健全に生きるためには、「美しく生きる」ということを意識しなければならないと思っています。美人になれ、イケメンになれ、おしゃれになれと言っているわけではありません。
自分らしく生きるということ
僕は、美しく生きるためには「アイデンティティを認知すること」がまず大切だと考えています。言い換えれば「自分らしさを知る」ですね。
じゃあ自分らしさって何?ということになるんですが、基本的には下記の二つかなと思っています。
- 自分のやりたいこと(夢、願望など) →内的なアプローチ
- 社会的な自分の役割、目的 →外的なアプローチ
この2つを心の中でバランスよく満たすことがアイデンティティを認知する、つまり「美しく生きる」ためのコツなんじゃないかなと思っています。生きる上で個人と社会は切り離せませんからね。
社会では後者を押し付けられている、またはそう感じているという場合が多くて、バランスが壊れてるのが現実だと思います。別記事でまた書くと思いますが、そのバランスが壊れていると仕事とプライベートに自ら壁を作って、自分で自分を追い込んで「ただ生きている」状態になってしまいます。
「美しくなければ...」
というわけで、色々と深く考えさせられるハウルのセリフ「美しくなければ生きていたって仕方がない」が大好きです。これがハウルの動く城がベスト2に食い込んでいる理由です!
「で、結局どうやって美しく生きるの?」っていう疑問はあると思いますが、こればっかりは人それぞれです。って言い放つのもなんか無責任なので、またいつか別記事で書きますね。あくまでも僕個人の観点にはなりますが!
「ただ生きる」と「美しく生きる」どっちが良いですか?
僕は断然、美しく生きたいです!少年よ大志を抱け!
以上!